その住宅ローンの選び方で大丈夫?自分に合った銀行の選び方と最新情報確認方法

その住宅ローンの選び方で大丈夫?自分に合った銀行の選び方と確認方法 マイホーム購入
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真地 リョウ太  Twitter
1989年生まれ。2012年から不動産会社で売買実務を担当。不動産相続対策の案件も実績あり。本サイトでは業務経験から得たスキルをみなさんに発信できればと思っています。宅地建物取引士・行政書士試験合格・FP2級。好きな食べ物は梨。

 

各銀行で住宅ローン商品を扱っていますが、どうやって住宅ローンを選べばいいのかイマイチ分かりません。

 

住宅ローンの選び方によって支払総額シミュレーションに数百万円も差が出るというケースもありますのでしっかりと検討したいところです。


まずは情報収集から始まりますが、ポイントを絞って比較することが大切です。

 

住宅ローンのチェックポイント

その住宅ローンの選び方で大丈夫?自分に合った銀行の選び方と確認方法

 

昨今では様々な住宅ローンが扱われており、住宅購入者は多くのバリエーションの中から選ぶことができます。その反面で、いろいろありすぎて選ぶのが難しいという声も少なくないと思います。

住宅ローン選びで迷ったら、下の項目に絞って比較してみましょう。

住宅ローン 4つの比較ポイント

金利
借入諸経費
団体信用生命保険の内容
特典内容

 

①金利

その住宅ローンの選び方で大丈夫?自分に合った銀行の選び方と確認方法

 

近年は住宅ローンの超低金利時代が安定的に続いており、当面はこの局面が続くのではないかと予想されています。

また、ネット銀行の登場により適用金利0.5~0.6%で借入れできることもさほど珍しいことではなくなり、選び方ひとつで支払総額に数百万円も差が出るケースも出てきました。

 

金利の見方

金利情報を確認するとき、基準金利、引下げ金利、適用金利という表現がされることがあります。

基準金利 キャンペーン前の基礎となる金利のことをいいます。
基準金利は日本の金利市場から導き出される原則的な金利なので高く見えてしまいますが、優遇によってここから更に低くなるものと見ましょう。
引下げ金利 基準金利からどれだけ引下げられるのかを表す数値です。
▲1.0%、-1.0%などと表現されます。
適用金利 基準金利から引下げ金利を差し引いた、実際に適用される金利のことをいいます。
基準金利2.4%、引下げ金利1.0%だった場合、適用金利は1.4%ということになります。

🖊ポイント

引下げ金利が大きいほど適用金利の方がお得に見えますが、引き下げられる条件が住宅ローン商品によって異なるという点に気を付けましょう。

ローン商品によっては引下げられる期間が限定されている場合もあるので、長期的にお得な金利で借入れすることができるのかということも大切なポイントです。

 

金利の種別

金利は大きく分けると変動金利固定金利という2つの種類があり、さらに固定金利にも当初固定金利全期間固定金利の種類に分けることができます。

金利種別は購入者が希望に応じて選ぶことができるので、メリット・デメリットを比較した上で適したものを選定するようにしましょう。

変動金利 金利市場の変動に応じて適用金利が変わる。
固定金利 当初固定型 借入当初の数年間は金利が固定される。当初期間が過ぎると、原則として変動金利に切り替わる。(期間到来時に再度固定金利を組むことも可能)
3年・5年・10年などから当初期間が選べる。
全期間固定 借入期間中、ずっと金利が固定されている。
変動金利の特徴

メリット:優遇が大きく、固定金利よりも大幅に低い金利で借入れスタートができる。
デメリット:借入期間中に金利市場が高騰した場合、返済額に影響する

当初固定金利の特徴

メリット:金利が高騰しても所定の期間中は影響されないので、安定した返済計画を立てやすい
デメリット:変動金利よりも適用金利が高い

全期間固定金利の特徴

メリット:完済まで金利が変わらないので、安定した返済計画を立てやすい
デメリット:変動金利より適用金利が高い。途中で変動金利に切り替えることができないので、このまま低金利時代が続けば相対的に損をしてしまう可能性がある。

 

 

各金融機関のジャンルと金利の特徴

金融機関を大きく分けるとメガバンク系地方銀行(第二地方銀行)信用金庫等インターネット銀行などがあり、それぞれ金利に特徴があらわれることがあります。

メガバンク系 金利が低く、なおかつサービスも充実していることが多いですが、利用者の属性をシビアに審査する傾向があります。
主に公務員や上場企業勤務の方の利用が多く見られます。
地方銀行 地域密着型の一般的な銀行です。メガバンクに比べると審査は通りやすいですが、金利はやや高めなイメージです。
ただし地方銀行のボリュームによっては、メガバンクに劣らない低金利を実現していることもあります。
信用金庫等 営利法人である銀行とは違い、信用金庫は相互扶助を目的とした共同組織です。銀行では審査が通りにくい個人事業主でも、信用金庫だと通貨することがあります。金利は地方銀行と同水準か、やや高いイメージです。
ネット銀行 実店舗を持たず、あらゆる手続きをインターネットで行う銀行です。
超低金利という魅力がありますが、実店舗や担当スタッフを置いていないので、利用者はインターネット等からあらゆる情報を自分で取集しなければならないという煩雑さがあります。

 

②借入諸経費

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住宅ローン利用者が金融機関側に支払う諸経費に事務手数料保証料があります。

この2つの諸経費も銀行によって差がありますので、チェックしておきたいポイントです。

 

事務手数料

住宅ローン融資に必要な事務手続きを行った手数料として、金融機関に支払うものです。

事務手数料には、借入額に応じて金額が変動する低率型というもの、そして借入額の多寡にかかわらず最初から金額が決まっている定額型というものの2つのタイプがあります。

たとえば事務手数料が低率型2.2%と定められている場合、3,000万円の借入れなら66万円、5,000万円なら110万円と高額になるほど手数料も高くなります。

しかし定額型10万円と定められているときは、融資額が3,000万円でも5,000万円でも変わらず10万円ということになります。

低率型の手数料 定額型の手数料
3000万円の借入 66万円 10万円
5000万円の借入 110万円 10万円

 

事務手数料は金融機関によって大きく開きが出るポイントなので、しっかりチェックしておきたいところです。

 

保証料

保証会社

住宅ローン利用者が借入期間中に返済困難になってしまったときに、連帯保証人として利用者の代わりにローン残債務を返済する機関。

住宅ローンの融資を受けるにあたって、利用者は保証会社から保証を受ける必要があります。このときに支払われる経費が保証料です。

保証料は、各銀行の規定や借入期間、融資金額によって大きく異なりますが、おおよそ借入金額の2%が相場だと言われています。

近年では保証料無料で住宅ローンの融資をしている銀行もありますが、本来保証料は必要な経費です。無料になっている分、事務手数料が高くなっていたり、金利に上乗せされている場合がありますので、総合的に比較することが大切です。

 

③団体信用生命保険の内容

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団体信用生命保険は、生命保険の一種です。

住宅ローン借入期間中、債務者(住宅ローン利用者)にもしものことがあった場合にローン残債務が免除されるというものです。

基本的な保険契約だと、利用者の死亡・高度障害などが保障されています。保険料を支払う代わりに、住宅ローンの金利が上乗せされるというのが一般的です。

また、オプションとして三大疾病保障七大疾病保障などの特約を組み込むこともでき、保障内容が手厚くなるほど金利上乗せも高くなる仕組みになっています。

 

既契約の保険商品と比較

団体信用生命保険は内容が手厚いほど安心感も高まります。ただし既に加入している生命保険と内容が重複していることもありますので、特約を組む場合は支出全般から総合的にメリットを考える必要があります。

他の銀行との団体信用生命保険を比較する場合は、保障内容と併せて、金利上乗せ分を比較するようにしましょう。

上乗せ分を住宅ローン返済額に換算したとき毎月いくらの保険代になるのかというのも計算してみると分かりやすいと思います。

 

④特典内容

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昨今では住宅ローン商品のバリエーションが豊富になっており、各銀行が自社のローンを選んでもらうためにしのぎを削っています。

差別化を図るために、住宅ローンに特典を付帯するという金融機関も登場しています。

たとえば携帯キャリアの系列が運営する某銀行では、グループ会社のネット回線や小売電力がお得に使える特典を付けることで差別化を図っています。

また、小売販売業の系列が運営する某銀行で住宅ローンを利用した場合は、グループ会社のスーパーで毎日5%安く買い物ができるという特典が付いており、主婦にとってはうれしい内容となっています。

融資条件だけではなく、付帯する特典がものすごくお得な内容になっていることもありますので、条件面以外のところも比較して検討してみるといいと思います。

 

金利の違いで総支払額が380万円安くなったケース

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住宅ローンの金利はコンマ数%の差でも大きな開きが出ることがあるので決して軽視できません。

比較することで、支払総額シミュレーションに380万円の差が生じたケースもあるようです。

4,000万円のマンションを購入するケース
金利1.0%/借入期間35年 金利0.5%/借入期間35年
毎月返済額 11.3万円 毎月返済額 10.4万円
支払総額 4,743万円 支払総額 4,362万円

2つの銀行の金利を比較することで、支払い総額が約381万円毎月返済額は9,000円も安くなったというケースです。

借入金額や期間などの条件によってはこのケースよりも更に支払い総額に差が出ることがありますので、住宅ローンを選ぶときはしっかりと比較して決めたいものです。

 

選択肢が多すぎると選ぶのも大変…

少しでもお得に住宅ローンを利用するためには複数の銀行の融資条件を比較しなければなりませんがいくつもの銀行から直接情報を収集するのは時間も労力もかかってしまいます

特にコロナ渦においては、銀行の窓口に出向いて情報収集するのも億劫になっているという人も多いと思います。

 

各銀行の条件をまとめて確認できるサイト

株式会社イッカツが運営する住宅ローンの比較サイト「住宅本舗」を使えば、毎月変動する115社の銀行の金利ランキングを一括で確認することができます!

また、気になる住宅ローンがあればスマホから仮審査を申し込むこともできるというのもポイントです。複数の銀行への申込みも可能なので、仮審査が通った銀行の中から選りすぐりで自分に一番合った住宅ローンを選べぶこともできます。

[外部リンク]株式会社イッカツの住宅ローン比較サイト「住宅本舗」

 

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