住宅の資産価値を高める方法はありますか?
住宅をリフォームすることで、資産価値を高める効果が期待できます。
中でも生活感の出やすい水回り設備は資産価値に直結しています。リフォームで綺麗にすることで、売却するときの査定に大きな影響が出ることもあります。
今回はユニットバスのリフォームについて考えてみましょう。
水回りのリフォームは住宅の資産価値に直結する
ユニットバスのリフォームが重要な理由について考えてみましょう。
毎日使う部分だから
不動産の価値は「住み心地」によっても決まります。そのため、毎日使う部分をきれいにすれば住み心地が良くなり、価値も向上するのです。
ユニットバスは家族全員が毎日使う部分です。しかも新しいか古いかによって使い心地が大きく異なります。
ユニットバスをリフォームすれば毎日の生活が気持ち良くなり、不動産の資産価値をアップさせる要因の1つになります。
リフォームによって機能が向上する
今の住宅建材の進化はスピードが速く、年々新しい機能が加わります。ユニットバスにおいても、これは同じです。冷めにくい浴槽、滑りにくく安全な床、過去には見られなかった機能が追加されているのです。
不動産をリフォームをすれば、必然的に新しい設備に置き換えられます。古い機能しか無かったユニットバスが、新しい機能を搭載した物に置き換わり、機能が向上するのです。
老朽化しやすいから
次に挙げられる理由が「老朽化しやすいから」です。
水まわりの設備は住宅建材の中でも老朽化が進みやすいです。と言うのも、水は金属部分を腐食させ、プラスチックを劣化させる性質があるからと言えます。ですから水を大量に使い、しかも湿度がこもりやすい浴室は老朽化しやすいのです。
また、浴室は特にカビの害を受けやすい部分。しかも浴室のカビは目立ちます。そのため、見た感じも悪くなってしまい、不動産としての価値を下げてしまうのです。
しかし、ユニットバスをリフォームすれば、この状況が一転し、浴室はきれいになり、印象も良くなります。
ユニットバスリフォームを決める上でのチェックポイント
では、ユニットバスリフォームの上でのチェックポイントはどこにあるのでしょうか。
チェックポイント①リフォームの予算計画を立てる
不動産はリフォームすれば機能的できれいになる物。しかし、それは「費用を掛ければ」という条件の上に成立しています。
費用を掛ければより上質のリフォームが可能なのですが、予算を削ればそれなりの物にしかならないのです。かと言って、物件の仕様が良くならなければ収益性が上がりません。そのため、物件の費用と仕様のバランスを取る必要があります。
そのためチェックポイントとなるのが「リフォームの予算をしっかりと立てる」ことです。
予算の計画をしっかりと立てるならば、設置するユニットバスの範囲も決まります。その結果、どれを選べば良いかが明確になりやすくなるのです。
チェックポイント②ユニットバスの機能を決める
予算が決まったならば、ユニットバスの機能を決める作業に入ります。この「機能を決める」ことが第2のチェックポイントです。
ユニットバスは価格と機能が連動しています。ですから、予算を決めれば機能は大体が決まります。
しかし、メーカーによっては付加している機能に違いがあります。ある物は滑りにくい床を取り入れていたり、また別の会社は冷めにくい浴槽を採用していたりするものです。
そのため、予算内で追加出来る機能を調べ、どの機能があるユニットバスにするかを決めなければなりません。この決める作業がチェックポイントとなるのです。
チェックポイント③デザイン性の検討
ユニットバスは確かに機能や予算で決めるべきですが、デザイン性も考えなければなりません。浴室内のデザインが良いと使い心地も変わって来るからです。
尚、内観などで浴室を見た時、印象が良ければ契約に繋がりやすくなります。つまり、印象も良くなり、売却や賃借に有利になる効果も狙えるのです。
グレードとオプションを決めることの重要性
ユニットバスのリフォームのチェックポイントは把握出来たことと思います。
しかし、前述のチェックポイントを考えるための重要な点はそれだけではありません。それは製品グレードとオプションについての知識も必要なのです。
グレードでリフォーム予算が決まる
住宅建材は高級・中級・普及の3つのグレードに分けられます。グレードによってコストと機能が違うのです。高級になれば高機能になって価格も上がります。逆に普及になるとコストパフォーマンス性が高くなりますが、機能も削られてしまうのです。
さて、リフォームを決める上でのチェックポイントは予算ですが、予算を考える上で、グレードを知っておけば試算しやすくなります。
と言うのも、グレードによって一応の価格帯と機能が決まるので、予算計画が立てやすくなるのです。
メーカーのカタログなどを見てみると、価格帯によって製品のグレードが分かれている物が見つかります。製品選定の参考にしましょう。
オプション部分について
ユニットバスはメーカーによってはオプション品があり、機能が追加出来る物もありますので、やはり確認は必要です。
オプション部分は追加の費用も発生しますが、やはり調査はしておきたい物。より良いリフォームとするためにも、どの様な物かを確認しておきましょう。
まとめ
ユニットバスのリフォームについて取り上げました。
リフォームの重要性からはじめて、チェックポイントなどが把握出来たことでしょう。
このリフォームの知識は不動産取引を有利に進める上で必要な知識です。価値を上げた物件で有利に取引を進めてください。